紫微斗数とはWhat is Ziweidoushu?
「希夷仰観天上星、作為斗数推人命」、「天上の星を仰ぎ見る希夷が宿命を推し量る」
五代宋朝の道教僧である陳摶こと陳希夷(A.D.871~989)によって初めて編綴され一千年の変遷を経て発展してきたのが、紫微斗数となります。
この紫微斗数占星術は、香港や台湾などでは、四柱推命をしのぐ勢いで広まっています。
その理由として、西洋占星術と同じように12宮からなるホロスコープ・チャートである命盤を作成し、一般の人であっても見た目から判断しやすいことがあげられるでしょう。
命盤Mingpan
西洋占星術でいうところのホロスコープ・チャートである命盤ですが、そのチャート(表)で一生の命運の動静と軌跡を読み取り、そのチャート/図表を命盤図(めいばんず)とも呼ばれいます。また、作成する行為を作盤(さくばん)と呼んでいます。
命盤には中央の大きなブロックと周囲の12のブロックて分かれていますが、中央のブロックには被鑑定人の名前などの個人情報が表記されるこちになります。
周りを囲んでいる12個のブロックの一つ一つを宮(きゅう)や宮位(きゅうい)と呼ばれており、12個存在するため全て合わせて十二宮(じゅうにきゅう)と呼びます。一定の規則に従って星が一つ一つの宮の中に配置されることになり、命盤図が完成されるのです。
この命盤には三つの盤が作成されますが、ここではもっとも大事な天盤のみを見ていきます。
天盤Tianpan
紫微斗数の盤のなかでもっとも大切で、命宮納音五行に依拠し出ててきた紫微星曜図。人の性格や容姿、事業、財運、婚姻、富貴などの一生の命運の勢い判断する。また、父母、兄弟、夫妻、子供など家族との先天的な宿命を表します。
人盤Renpan<
大限、小限、流年、流日、流時など流限の変化を表す動態図となり、大限宮や太歳宮位の特定の時期における浮き沈みを表します。
地盤Dipan
身宮納音五行に依拠し作盤する。
十二宮Shiergong
12星座と同じく十二宮はもともと天文学用語でありますが、それぞれの宮は占える事柄が決まっており、どの宮にどの様な星が入るかによって運命が決まってくるのです。
各宮で何が占えるのかごく簡単に説明しておくと、命盤には人生の規則が裏付けされていることがわかります。
まず、親があり(父母宮)、自分がこの世に生まれ(命宮)、兄弟や友人もでき(兄弟宮)、結婚し夫婦となり(夫妻宮)、子供を授かり(子女宮)、生活のためにもおカネを稼ぎ(財帛宮)、健康を維持するために気を使い(疾厄宮)、おカネにも余裕ができ海外旅行などにも頻繁に行き(選移宮)、外では出世して部下をもち(奴僕宮)、ついには仕事で成功し(官禄宮)、不動産を手に入れ(田宅宮)、隠遁して趣味に生きる(福徳宮)。
以上のように一般的にすべての人に共通している12の変化をあらわしているのです。さらにプラスワンとして「身宮」と言われる宮も存在しますが、12のうち1つと重なっているために総数はそのままの12となります。
命宮Minggong自分
この命宮とは紫微斗数の命盤十二宮のなかで最も重要な宮となり、ズバリ自分自身を表します。
命の宮を用いてあなた自身を内と外の二層から観察してみると、まず対内的には、あなた自身の個性、物事の考え方、人生観、性格、適正、興味、長所や短所をこの命宮で全体的に判断することができます。対して、あなた自身を対外的に見てみると、行動規範や物事に対する反応が見てとれます。
命宮に星曜を配置することよって、宿命的な人生傾向や器の大小/人生の幅、精神構造/性格や容貌も判断することができます。
紫微斗数には総数12つの宮が存在していますが、それぞれの宮を理解するときには、それぞれの宮の相互作用を理解することで、対象の宮位の意味を深く理解することになります。
それぞれの宮とこの命宮は相互に作用しますが、この命宮をたとえるなら、思想や計画の意思決定する人間の脳にたとえることができ、残る11宮は人体の四肢百骸と言えるこができ、つまり、すべての指揮と調整はすべてこの命宮がつかさどるのです。
たとえば、仕事を司る事業宮を見る場合にも、最も大事なこの命宮で個性や志望を見なければ、鑑定が一辺倒に陥ってしまうことになり、見るべきものが限られてくるのです。
命宮を判断するときには、必ず三方四正事業宮、遷移宮、財帛宮および福徳宮を参考にします。
それによって器の大小、全体的な特性、事務能力などを含む持っている才能や能力、人格を判断します。
さらに、命宮はまた身宮と双壁を成し、十二宮判断においてこの2宮が人生におよぽす効力は絶大なものであると理解しなければいけません。
父母宮Fumugong両親
この父母宮とは両親との縁、親子関係、互いに助け合えるかどうか、両親自身の社会的地位や健康なども判断します。
また、広い意味で目上との関係を判断するので、会社における上司や師匠、先生などとの関係も判断可能です。
父母宮は必ず疾厄宮と奴僕宮、子女宮を参考にします。
これは、本人の両親からの先天的な遺伝を考慮することと、両親にてみれば子供の友人の影響を恐れるのと、「不孝有三、無後為大」といって孫の存在が大きく自身にも影響してくるからです。
両親の性格、考え方、性格、興味、嗜好、物事に対す行動規範などを判断し、自身と接せる態度や方法や、自身の両親に対する見方や感情も見ます。
三方四正である奴僕宮、子女宮、疾厄宮と命宮を一緒に見ていきます。
兄弟宮Xiongdigong親類
この兄弟宮とは、兄弟姉妹、友人との吉凶/互いに扶助できるか、および縁の厚薄を判断します。
奴僕宮と相違点として、兄弟宮は主に内側/家庭内の人間関係を一方、奴僕宮は外側/外の社会との関係を表します。
その内外の交際能力や因果を判断しますが、一人っ子の場合、交際能力は奴僕宮を主として見ていくことになります。
兄弟姉妹の性格、考え方、性格、適性、専門知識、興味、嗜好、物事に対す行動規範などを判断していきます。
一般的に同じ親から生まれているわけですから、体質が似ていることがあり自分の疾厄宮や、財産を共有するわけですから、田宅宮で相続財産と兄弟との関係を判断します。
つまり、三方四正である奴僕宮、疾厄宮、田宅宮と命宮も合わせて判断していくことになります。
夫妻宮Fuqigong結婚
この夫妻宮は配偶者との吉凶。つまり、自分が好む配偶者のタイプ、互いに力になれるかどうか判断します。
配偶者の背景、健康、性格、才能、容貌、縁の厚薄、感情、婚姻生活の雰囲気などを見ます。
また、恋愛中なら婚姻の早晩や状況などを判断します。
対宮にある官禄宮との関係を必ず見る必要があるのですが、これは夫婦間ではおカネを折半することや、配偶者の意見や家庭状況によって大きく仕事も左右されることがあるためです。
三方四正の関連として、夫婦からすると一歩外は家庭外となるため、遷移宮の関係も重視し、また、成人して一緒に過ごす時間がもっとも多い配偶者との関係において、心理的な安定感を表す福徳宮も合わせて見ていきます。
また、挟まれていると子女宮と兄弟宮とで、子供や兄弟姉妹の影響で大きく婚姻生活の雰囲気は異なってきます。
未婚者は大限と流年のなかで出会いのチャンスを判断し、既婚者は同様に結婚生活の注意すべき時期を判断します。
子女宮Zinvgong子供
この子女宮で子供に恵まれるかどうかその多さ、子供の性格、その賢愚、健康、将来力になるかを判断していきます。
三方四正は奴僕宮、父母宫、田宅宫と命宮になりますが、子供がどのような環境で育つか成長にはとても重要となるので、まず、対宮で住まいを表す田宅宮の状態が大きく影響してきます。
またこの宮位は、子供を作るためのセックス宮とも呼ばれ、自身の性欲や性生活の判断も可能です。
女性の場合、特にこの子女宫で妊娠や出産を判断していきます。
財帛宮Caibogong資金
この財帛宮は命宮につぎ、官禄宮と並び重要な宮位となり、財帛宮をまたの名を生財宮と言われおカネを司る宮位となります。
財運/資金管理能力は人生を歩むうえで大切なポイントとなります。生涯における貧富、どれだけ物質運を享受できるかを考察するのに利用し、財帛宮が多少悪くても、親が莫大な財産を残せばよい生活は可能ですが、そうした財産は保守しにくく、増やすことはむずかしいとされます。
対宮である福徳宮を参考にし心の状態を考察していきます。おカネ持ちになったとしても決して複分や徳を積んでいないことがありますので注意が必要です。
個人の生活の雰囲気、心の状態、福分などの精神状態は現実の物質が多少によって、大きく影響を与えられていきます。
おカネの源泉、管理能力、経済力、物質に対する欲望、商売や投資の向き不向きや収入と支出の関係も見ていきます。
三方四正は命宮、福徳宮、官禄宮となり、総合的に観察しておカネの使用に対する観念、消費と稼ぎの状況と蓄財に過程が円滑かを判断します。
疾厄宮Ji'egong健康
この疾厄宮では健康や体質、疾患、心理的のものも含めてかかりやすい器官などを推測していきます。
その健康運のほか、他動的アクシデントとして交通事故などの災難に遭遇する可能性も見ていきます。
三方四正は田宅宮、兄弟宮、父母宮と命宮となりますが、特に対宮である父母宮も参考としますが、これは遺伝や幼い頃には父母の状況によって大きく精神的、肉体的にも健康は左右されるためです。
本来、疾厄宮では東洋医学の証を判断するのに利用されてきましたが、人々は健康なときは病気には無関心になりがちですが、健康でなければ、おカネも美しい人間関係も築くことが出来ないのです。
遷移宮Qianyigong旅行
この遷移宮とは極端なことをいうと、一歩外に出たら影響するのが、この宮の象意となります。
外出先で発揮できる力や活動力の強さ、移動における吉凶など判断します。
例えば、旅行や移民、引っ越し、交通安全、昇進、外出先での災難、社会での協調性、貿易、転職、転任など。
対宮である最も大事な命宮に強烈に影響していき、宮位の星曜が安定すると人生が全体的に安定することになります。
遷移宮が吉であると、一般的に1,引っ越しの回数が多く、移民の機会に恵まれ、2,幼少期は父母とともに移動できるが、故郷を離れやすくなり、3,仕事や学業のために大都市に居を構え、4,例えば、観光、マスコミや公共関係、運輸卯、貿易など対外的な業界で成果をあげ、5,良好な人間関係を構築します。
遷移宮は自身の人間関係、外で貴人の助けがあるかどうか、故郷から離れるのが有利に働くかなどを判断します。
三方四正は命宮、夫妻宮、福徳宮となるのですが、相互作用を見ることにより自身の個性や追い求める環境、目標、努力すべき方向を見ていきます。
奴僕宮Nupugong交友
この奴僕宮とは交友宮(こうゆうきゅう)とも呼ばれており、ビジネスパートナーや部下や目下との吉凶と縁の厚薄、互いに力になれるかどうかなどを判断します。
対宮である兄弟宮では親類を判断するのに対し、この宮位では、人事関係における部下や目下との縁の厚薄、互いに力になれるかどうかなどを判断します。
また、どのような部下を比較的に好きか、育てるかなども見ていきます。
三方四正は命宮を含む子女宮、父母宮、兄弟宮と命宮になりますが、特に命宮と相互作用を判断して、自身がリーダーでもどのようなタイプかを補充的に見ていきます。
例えば、上司として命令が好きか、リーダーらしくあろうとするか、イエスマンを非常に寵愛するか、自身に意志や能力がなく他人に成功へと導いてもらうかなどとなります。
官禄宮Guanlugong出世
この官禄宮とは命宮につぎ、財帛宮と並び重要な宮位となり、またの名を事業宮(じぎょうきゅう)あるいは読書宮(どくしょきゅう)とも言います。
およそ事業を興すか含むその事業の成敗、適職のスタイル、学業の優劣、地位、仕事運、上司との関係、昇進のチャンスなど仕事運の吉凶を判断し、仕事における能力、及びその力をどのように発揮するかなどを考察します。
官禄宮で人生の事業、つまり誰もが重視する宮位となりますが、学生時代には学業の状況、学問の成功への野望を抱けるか、試験の状況、試験に対する運などを見ていきます。
社会に出てからは仕事や事業に対する野望に変化するのですが、事にあたる能力や手段、仕事の評価や昇進、事業の発展の状況やプレッシャーに対応できるか、起業が成功するかなど、仕事の全体的な運勢を見ます。
三方四正は命宮、夫妻宮、財帛宮と命宮になり、この四つの宮位を相互に判断し、命宮は当然ですが、対宮である夫妻宮との影響も加味する一方、成敗は必ず三合会の命宮と財帛宮を総合的に判断します。
一般的に男性は仕事の失敗を恐れ、女性は嫁ぎ先の誤りを恐れるのですが、男女問わず誰もが自身の個性、長所を発揮し欠点を克服し才能を開花させ事業や学問で成功を願うのです。
田宅宮Tianzhaigong家庭
この田宅宮とは不動産、居住環境、家業を含む不動産の相続の可否、古来は土地(田)と家屋(宅)の関連性で判断しました。
対宮である子女宮との関係性としては、子供に不動産を贈与し減少するか子供が親の不動産購入の助けとなるか、つまり増加するかなどを考慮します。
自身の不動産、家業の相続あるいは、ゼロから始めるか及び、家庭内の生活に関連する事柄を見ます。古代には、「有土斯有財」といって、土地の地主は必ずおカネ持ちで田宅宮は金庫を表すことになるのです。
三方四正は疾厄宮、兄弟宮、子女宮と、命宮の星曜の組み合わせを判断することによって、どのような家、インテリアや不動産投資の適正などを判断することができます。
福徳宮Fudegong余生
この福徳宮とは精神的安定度、福分、一部寿命、享楽、道徳行為、楽観か悲観かの人生観やストレスの度合い、趣味と嗜好などが、この宮位に反映されます。
対宮の財帛宮と関連して、福分や徳の厚い人は器は大きく財がたまりやすく、逆に経済的に余裕がある精神的な余裕も出てきます。
晩年の福分と心や物に起因する快適さを判断します。心/精神に関して福徳宮では、気苦労の多少を物に関しても見ることができますが、満足度は他人の判断より個人の価値観が大きく作用します。
そこで、三方四正の遷移宮、夫妻宮、財帛宮と命宮で相互的、総合的に判断することになります。
特に財帛宮は対宮となりますので、事業を創業するとき資金、間接的な財運、財源の多少、偏財運の有無、外部からの財運の良し悪しを見ます。福德宮と財帛宮は相互に呼応するので、自身の財を求める心理状態で財運の良し悪しを判断します。
甲級星諸星の特性Jiajixing
紫微斗数には甲級に属する星が32種類存在しています。そのなか、紫微星系として紫微、天機、太陽、武曲、天同、廉貞など6星。
天府星系では天府、太陰、貪狼、巨門、天相、天梁、七殺と破軍など8星となり、紫微6つと天府系8つを合わせて14星曜と呼ばれています。
甲級助星の輔佐八曜として禄存、天馬星と左輔/右弼、文昌/文曲、天魁/天鉞が吉星として存在し、特に昌/曲、左/右、魁/鉞はお互い対をなしており六顆甲級助星と呼ばれています。
羊刃、陀羅、火星、鈴星、地空、地劫を六煞星、四化星として化禄星、化権星、化科星、化忌星があります。
星名 | 主助 | 系 | 斗分 | 陰陽五行 | 封神演義 | イメージ |
---|---|---|---|---|---|---|
主星 | 紫微星系 | 北斗帝星 | 陽土 | 威厳・品格・尊敬・貴族 | ||
南斗三 | 陽木 | 知恵・情報・精神・参謀 | ||||
中天斗 | 陽火 | 勇気・明朗・活発・政治 | ||||
北斗六 | 陽金 | 勇猛・快活・財庫・実業 | ||||
南斗四 | 陽水 | 平和・慈悲・協調・融和 | ||||
北斗五 | 陽火 | 現実・利益・色事・裁判 | ||||
天府星系 | 南斗一 | 陽土 | 寛容・総明・温厚・伝統 | |||
中天斗 | 陰水 | 清潔・感性・慈母・芸術 | ||||
北斗二 | 陽木/陰水 | 欲望・社交・自由・飲食 | ||||
北斗二 | 陰水 | 研究・分析・弁論・思想 | ||||
南斗五 | 陽水 | 慈悲・参謀・寛容・奉仕 | ||||
南斗二 | 陽土 | 指導・親分・謙虚・実務 | ||||
南斗六 | 陽金/陰火 | 豪快・動乱・武勇・語学 | ||||
北斗七 | 陰水 | 改革・決断・短気・宗教 | ||||
助星 | 六吉星 | 北斗助 | 陽土 | - | 左大臣・協力・計画・交友 | |
北斗助 | 陰水 | - | 右大臣・異性・援助・補佐 | |||
中天斗 | 陰金 | 動的芸術・文章・学問 | ||||
北斗助 | 陰水 | 静的芸術・優雅・学問 | ||||
/天乙貴人 |
南斗助 | 陽水 | - | 昼貴人・聴明・秀麗 | ||
/玉堂貴人 |
南斗助星 | 陰火 | - | 夜賓人・妖艶・魅力 | ||
六煞星 | 北斗煞 | 陽金/陽火 | 暴力・喧嘩・金属・刀剣 | |||
北斗煞 | 陰金 | 短気・横暴・疾病・骨折 | ||||
南斗煞 | 陰火 | 外的闘争・剛強・活力 | ||||
南斗煞 | 陰火 | 内的闘争・孤独・歪曲 | ||||
中斗二 | 陰火 | - | 精神的虚・空亡・災難・宗教 | |||
中斗一 | 陽火 | - | 現実的虚・劫財・災厄・訴訟 | |||
禄存星 | 北斗四 | 陰土 | - | 財産・貫禄・苔畜・円満 | ||
中天吉 | 陰火 | - | 旅行・行楽・転職・転居 | |||
四化星 | 陽土 | - | 安定・解厄・蓄財・自由 | |||
陽木 | - | 権威・迫力・名声・行動 | ||||
陽水 | - | 文才・知識・知恵・試験 | ||||
陽水 | - | 困難・挫折・破壊・嫉妬 |
乙級星諸星の特性Yijixing
乙級に属する星として31となりその中、16つが吉星、凶星は15個となります。
天刑、天姚、紅鸞/天喜、陰煞、三台/八座、台輔/封誥、天殤/天使
解神、恩光/天貴、天哭/天虚、天巫/天月、天才/天寿、天官/天福、孤辰/寡宿、
龍池/鳳閣、蜚廉/破碎、天空、華蓋、咸池
星名 | 吉凶 | 陰陽五行 | イメージ |
---|---|---|---|
凶 | 陽火 | 刑傷・警察・孤独 | |
凶 | 陰水 | 色情・放蕩・風流 | |
吉 | 陰水/陽水 | 婚姻慶賀・主に結婚/婚姻慶賀・主に出産 | |
凶 | 陰土 | 嫉妬・悪口・謀略 | |
吉 | 陽土/陰土 | 高価・素直・立派 | |
吉 | 陽土/陰土 | 高貴・端正・正義感・意志力 | |
凶 | 陽土/陰土 | 消耗/災禍 | |
吉 | 陽木 | 化凶為吉・逢災有救・可解凶厄 | |
吉 | 陽火/陽土 | 貴人の援助・恩恵・官爵高位 | |
凶 | 陽金/陰土 | 悲嘆・是非・空費 | |
吉/凶 | 陰土/陰火 | 栄転・積極・宗教信仰/疾病・消極・心配 | |
吉 | 陰木/陽土 | 才能/長寿 | |
吉 | 陽土 | 昇進/福徳 | |
凶 | 陽火/陰火 | 男命の孤独/女命の孤独 | |
吉 | 陽水/陽土 | 容姿端麗・聡明 | |
凶 | 陽火/陰火 | 孤独/損失 | |
凶 | 陽火 | 空亡・災難・孤独 | |
吉 | 陽木 | 孤高・芸術・宗教 | |
凶 | 陰水 | 桃花・異性問題 |
丙級星諸星の特性Bingjixing
截空、旬空
星曜の輝度/亮度Liangdu
地球は自転し昼、夜、朝があり、公転することに春夏秋冬の四季が分かれ太陽の光の強さが時によって異なります。
同様に、紫微斗数の星には天体の距離と角度からMoody'sやS&Pの格付け機関のように、同じ星でも入る地支に応じてランク分けされます。
そのランクとは星曜の「輝きの度合い」という意味で「輝度」や「亮度」。7種類があり、最高に光り輝いている廟、完全に輝きを失っている陥の順に暗くなります。上から順に「廟」「旺」「地」「利」「平」「失」「陥」の7段階です。
名称 | 輝度 | 吉凶 | イメージ |
---|---|---|---|
最明 | 大吉+3 | 吉星は極み、凶星は吉星と化す | |
次明 | 中吉+2 | 吉星は吉、凶星は凶意がなく吉兆が現れる | |
光明 | 小吉+1 | 吉星は吉のまま、凶星は凶にあらず | |
微光 | 中庸±0 | 吉凶星は同等 | |
暗黒 | 小凶-1 | 凶星は凶のまま、吉星は吉にあらず | |
次暗 | 中凶-2 | 凶星は凶、吉星は吉意がなく凶兆が現れる | |
最黒 | 大凶-3 | 凶星は極み、吉星は凶星と化す |
紫微斗数の用語Technical terms
基本用語 | 解説 |
---|---|
正曜 Zhengyao | 紫微斗数に総数14つの正曜があります。紫微、武曲、天機、貪狼、太陽、天同、廉貞、天府、巨門、太陰、天相、天梁、七殺、破軍がその正曜となり主助の関係では主に位置します。星曜の影響力で分類すると、甲級星は最も大きい影響力を発揮します。14正曜の斗分では北斗、南斗、中天の3部類に分かれてきます。 |
北斗 Beidou | 紫微、貪狼、武曲、巨門、廉貞、破軍、左輔、右弼、禄存、文曲、擎羊、陀羅。 |
南斗 Nandou | 天府、天機、天相、天梁、天同、七殺、文昌、天魁、天鉞、鈴星、火星。 |
六吉 Liuji | 文字通り6つの吉星。乙級星の左輔、右弼、天魁、天鉞、文昌、文曲となります。煞曜の六凶星との対比で六吉星とも呼ばれています。 |
四煞 Sisha | 鈴星、火星、擎羊、陀羅の四曜。 |
空劫 Kongjie | 地空、地劫の二曜。 |
六煞 Liusha | 単に煞曜とも呼ばれています。上記の四煞の鈴星、火星、擎羊、陀羅にプラス空劫の地空、地劫の二曜を含めます。星曜の影響力から分類すると、これらは乙級星となり影響力は2次的となります。まが、六吉の六吉星との対比で六凶星とも呼ばれています。 |
化曜 Huayao | 化禄、化権、化科、化忌の四曜の中天星系の正星。四化星とも呼ばれる。 |
空曜 Kongyao | 地空、地劫、天空、截空、旬空。 |
刑曜 Xingyao | 擎羊及び天刑。 |
忌曜 Jiyao | 化忌と陀羅。 |
桃花 Tiaohua | 紅鸞、天喜、咸池、大耗、天姚、沐浴の六曜のこと。貪狼は正桃花星、廉貞は次桃花星、つまり桃花の性質があるものの正曜系列に分類されます。 |
本宮 Bengong | 主にある象意を表す宮位を指します。財運を見たいとき主に財帛宮を参考にしますが、ここでいう本宮は財帛宮となります。 |
対宮 Duigong | 上記の本宮の相対する宮位をいいます。その関係は6つの「六沖」とも言われ、命盤には12宮位があるので、本宮と対宮の関係がそれぞれ六対存在することになります。 |
合宮 Hegong | 上記の本宮と三合関係の宮位を指します。本宮が子とした場合、申子辰の三合となり申辰の両宮が子の合宮であるといいます。 |
隣宮 Lingong | 上記の本宮を両サイドから挟む宮位のことで、例えば本宮が午とした場合、巳と未の両宮が隣宮であるといいます。 |
三方 Sanfang | 本宮と合宮を総じて三方と称します。例えば、命宮が寅の場合、財帛宮は必ず戌宮、官禄宮は必ず午宮となり一つの三角形を形成します。つまり、人の命財官は必ず三合地支の位となる。 |
四正 Sizheng | 上記の三方に対宮を加えて四正と称します。 |
座守 Zuoshou | 正曜が上記の本宮に入ることといいます。例えば七殺の正曜が命宮に入るとき、七殺座守命宮を称し略称は七殺守命、また廉貞星が辰宮に入るとき、廉貞座守辰宮のようにいいます。 |
照/朝 Zhao/Chao | 吉星が対宮にあることを照や朝するという。サポート力は最も大きくなる。 |
拱照 Gongzhao | 星曜の対宮を見ることを指します。例えば、天相座守の場合、対宮が武曲破軍となるのですが、その場合、武曲破軍拱照であるといいます。 |
会照 Huizhao | 星曜が三合宮の位置において見ること。例えば、七殺が申宮座守した場合、貪狼が辰に座し、破軍が子に座したとき、貪破会照であるといいます。 |
相挟 Xiangjia | 2つの星曜の位置が本宮の隣宮に存在している状態を相挟と称します。例えば、寅宮で武曲化忌、擎羊が卯にあり,陀羅が丑、これは羊陀挟忌となります。 |
沖 Chong | すべての煞曜と忌曜が対宮にあること。破壊力は最も大きくなる。 |
破 Po | すべての煞曜と忌曜が三方にあること。 |
沖破 Chongpo | すべての煞曜と忌曜が三方四正で見ると、沖まとは沖破と呼ばれます。 |
見 Jian | 全ての星曜が三方四正において合うことを総じて「見」といいます。 |
入廟 Rumiao | 星曜が最も良い宮位に入り輝度が廟のときをいいます。このとき星曜の力量が最強となり、プラス方向の力を発揮することなります。 |
座旺 Zuowang | 星曜の状態は入廟に比べて良くはありませんが、輝度が旺で星曜の力量はなお強いものとなります。 |
落陷 Luoxian | 星曜が最もよくない宮位に位置することいい、吉曜は無力化しマイナス方向に力が働きます。 |
命盤作成のため、命宮位支の確定から紫微星宮支の確定までProcedure
一般表
生刻×生月=命宮位支
命宮位支×生年干=命宮位干: (生刻×生月)×生年干=命宮位干
命宮位支×命宮位干=五行局: (生刻×生月)×((生刻×生月)×生年干)=五行局
五行局×生日=紫微星宮支: ((生刻×生月)+((生刻×生月)×生年干))×生日=紫微星宮支
命宮と紫微星を探す
命盤の支を寅から書き込む
甲己年生まれは丙寅、乙庚年生まれは戊寅、丙辛年生まれは庚寅、丁壬年生まれは壬寅、戊癸年生まれは甲寅
命宮と身宮
命宮は寅から順行で生まれ月+逆行の刻で、身宮は順行
12宮
逆行に命宮から兄弟宮、夫妻宮、子女宮、財帛宮、疾厄宮、遷移宮、奴僕宮、官禄宮、田宅宮、福徳宮、父母宮
五行局
命宮の干支から、つまり命宮位支×命宮位干=五行局、その他手のひら
紫微星宮支
商=(生日+足す数)÷五行局数、条件:足す数は0以上。(22+x)÷2,x=0,商は11
14正星
紫微星系
紫微,天機,○,太陽,武曲,天同,○,○,廉貞
天府星系
寅と申宮の軸、紫微が子は辰、丑は卯、寅は同宮、卯は宇市、辰は子、巳は亥、午は戌、未は酉、申は同宮、酉は未、戌は午、亥は巳
天府,太陰,貪狼,巨門,天相,天梁,七殺,○,○,○,破軍
生時の支を基準
文昌,文曲,地劫,地空,台輔,封誥
地劫は亥宮から逆行(生時の支数分),地空は亥宮から順行(生時の支数分)
文昌は戌宮から逆行(生時の支数分),文曲は辰宮から生時の支数分を順行(生時の支数分を)
台輔は文曲から順行(3),封誥は文曲から逆行(3)
火星,鈴星
火星は生年三合支に応じて、丑寅卯酉から順行(生時の支数分)
鈴星は生年三合支に応じて、卯戌戌戌から順行(生時の支数分)
生月の数を基準
生日の数を基準
生年の干を基準
"禄存","擎羊","陀羅","天魁","天鉞","天官","天福"
"化禄","化権","化科","化忌"
生年の支を基準
博士、歳建、将星、十二運星
大限、小限、斗君
フォーチュン講座@大阪&東京、占い教室Training Courses in Tokyo Osaka
占い師の先生に毎回看てもらう以上にもっと自分自身で知りたくて、深く勉強してみたいのですが、手始めにどうしたらいいのでしょうか?
占いは特別な人や霊感がないとにしかできませんか?オススメの書籍はありますか?そして最後は、先生はスクールされないんですか?このような質問をお客様からたくさん頂戴してきました。
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相手の心と運命に添ったかたちで人生をサポートできるプロフェッショナルを育成しています。
詳細は対象講座をクリックしてください。講座内のティータイムでは、質問だけでなく皆様と楽しいお話しが出来ればと思っております。運命を自身で彩る為の学びのお手伝いが出来れば、幸いです。
占いの世界でも、茶道も華道と同じく師匠がお免状を出して下さるまでひたすらお勉強に通い続けます。私自身は、四柱推命と気学基礎を伝授していただくため17歳から32歳まで師匠の元に通わせて頂きました。その後は、多種多様なスクールや個人で学びに行きました。この経験で感じたのが、スクールや個人レッスンのように気軽で本格的な占いを短期間で学べる所が有ればと考えました。
以下のディレクトリとページには、アキ先生が講座で言及する内容や資料、エッセンスを散文的にまとめます。
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